专利摘要:

公开号:WO1992007884A1
申请号:PCT/JP1991/001449
申请日:1991-10-23
公开日:1992-05-14
发明作者:Masayuki Kuzuya;Sumio Watanabe
申请人:Eisai Co., Ltd.;
IPC主号:C08F120-00
专利说明:
[0001] 明 細 書- 有機高分子化合物およびその製造方法 〔産業上の利用分野〕
[0002] 本発明は生理活性作用を有する化合物を化学結合し たアク リル酸またはメタク リル酸重合体に関する。 更 に詳しく は、 生理活性を有する化合物を体内で放出し 得る生理活性を有する化合物を化学結合したァク リル 酸またはメタク リル酸の重合体からなる高分子化医薬 及びそのメカノケミ カル重合法による該重合体の製造 方法に関する。
[0003] 〔従来の技術及び発明が解決しよう とする課題〕 一般に高分子物質は多様な性状, 機能を有し、 その 生体内における動態は低分子物質とは大き く異なる。
[0004] そこで、 生理活性を示さない高分子物質に低分子の 生理活性物質を化学結合させて高分子化医薬とし、 生 体内挙動や細胞との相互作用を制御しょう とする試み が行なわれている。
[0005] 高分子化医薬を合成するには、 デキス トラン, アル ブミ ン等の高分子物質に低分子生理活性物質を結合さ せる方法が知られている。 しかし、 この方法は、 反応 生成物の精製や反応溶媒の除去等に多大の労力を要す るという欠点がある。 また低分子生理活性物質を結合 させたモノマーを重合させて高分子化医薬を得るこ と もできるが、 従来の方法は溶媒中で行なうため、 残留 溶媒の除去が必要である上、 得られた高分子化医薬の 分子量分布が広く、 しかも生成物を 1 0 0 %の収率で 得ることは困難という欠点を有しているため、 実用に 供されたものはない。
[0006] 一方、 機械的な作用によって引き起こされる化学反 応であるメカノケミ カル反応が高分子物質や無機物質 について研究されている。 例えばメカノケミ カル固相 重合反応は触媒の存在下で粉砕, 摩擦等の機械的な力 を加えることにより行なわれることが多い。
[0007] また、 アク リルアミ ド等のビニルモノマーの固相重 合では、 τ線, X線等の高エネルギー放射線の照射に よって重合反応が進行し、 ポリマーが得られることが 知られているが、 本法による重合率は低く、 用いる生 理活性物質の分解等の危惧もある。
[0008] 本発明者らは、 新規な高分子化医薬を合成するにあ たり、 鋭意検討を行なった結果、 メカノケミカル反応 を用いることにより上記の従来の高分子化医薬の諸欠 点を解決し、 さらにメカノケミ カル反応としても新規 な方法を見い出し本発明を完成した。
[0009] 〔課題を解決するための手段〕
[0010] 即ち、 本発明は生理活性を有する低分子化合物をェ ステル結合またはアミ ド結合したアク リル酸またはメ 夕ク リル酸誘導体を重合させた高分子化医薬であり、 さらにそのメカノケミカル重合反応による合成方法で め 。
[0011] 本発明による高分子化医薬は生体内で加水分解ある いは酵素による分解を受け、 生理活性を有する低分子 化合物を放出することができるためいわゆるプロ ドラ ッグと呼ぶことができる。
[0012] したがって、 本発明の目的は、 生理活性を有する低 分子化合物を生体内で放出するプロ ドラッグとしての 新規な高分子化医薬を提供し、 さらにそのメカノケミ カル重合反応による製造方法を提供することである。 本発明における生理活性を有する低分子化合物とは 分子量 1000以下で、 分子内に水酸基あるいはアミ ノ基 等、 アク リル酸あるいはメタアク リル酸の持つカルボ キシル基と反応し得る官能基を有する化合物であれば いかなるものでもよい。 具体的な例としてはァセ トァ ミ ノ フェン, テオフィ リ ン, フルォロウラシル, アム ホテ'リ シン B , メチル ドノく, ニコチン酸ア ミ ド, セフ ァ レキシン等種々の治療効果を有する数多くの薬物を 挙げることができる。
[0013] また、 アク リル酸またはメタク リル酸と低分子生理 活性物質の直接の反応が困難な場合は、 アク リル酸ま たはメタク リル酸と低分子生理活性物質との間に適当 なスぺーサーをはさむことができる。 スぺ一サ一とし ては 1 〜 1 0個の炭素鎖の両端に水酸基あるいはアミ ノ基等のァク リル酸またはメタク リル酸のもつカルボ キシル基あるいは低分子生理活性物質のもつ官能基と 反応し得る官能基を有していればよい。
[0014] 本発明におけるメカノケミ カル重合反応とは、 生理 活性を有する低分子化合物が化学結合したァク リル酸 誘導体モノマーまたはメタク リル酸誘導体モノマーに、 室温において粉砕, 摩擦, 高速振動または圧縮等の機 械的エネルギーを加えて重合反応を生起せしめる重合 反応であり、 用いるモノマ一の性質によって種々の方 法が選べる。
[0015] 即ち、 アク リル酸またはメ タクリル酸に生理活性を 有する低分子化合物がエステル結合している場合は、 金属性の容器中に入れ、 室温, 窒素雰囲気下で粉砕あ るいは高速振動等を行うだけでメカノケミ カル重合反 応が進行し、 生理活性物質が化学結合した高分子化医 薬が得られる。 この場合の重合反応の開始は、 金属表 面から電子がモノマーのビニル基上に移行し、 遊離ラ ジカルを生じることであると考えられる。 一旦ラジカ ルが生成すると連鎖反応により重合反応が進行すると 考えられる。
[0016] 本法による大きな特徵は、 重合反応の初期に生成す る高分子化医薬の分子量は非常に大きく、 すみやかに 極大値に達するが、 生成した高分子は粉砕により高分 子鎖が切断され、 限界分子量に達するまで分子量低下 が続く ことである。
[0017] 限界分子量に達する時間は、 用いる装置の大きさ、 性能により一概に言えないが、 通常は 2 0分以上であ る。 また、 限界分子量に達した際の平均数分子量は通 常は 30, 000前後になる。 本法により合成された高分子 化医薬はいわゆるホモポリマーとなり、 又、 他の固体 モノマー例えばアク リルアミ ドと共に粉砕を行えばラ ンダムコポリマー (ランダム共重合体) が得られる。 さらに、 ァク リルァミ ド等を用いるときは生成プロ ド ラッグの物理化学的特性を変えることができる。 一方- 5 —フルォロウラシルのメタク リ ロイル誘導体例えば 1 —メタク リ ロイル一 5 _フルォロウラシルの様に、 メタク リル酸に生理活性を有する環状の低分子化合物 が直接結合している化合物は、 単独ではメカノケミ カ ル重合が進行しない。 この場合はメタク リ ロイル基に 代ってァク リ ロイル基を導入してモノ マ一とする力、、 或いはポリアク リル酸ポリアク リルァミ ドポリアク リ ル酸ポリアク リル酸メチル、 ポリ メタク リル酸ポリ メ タク リル酸メチル、 ボリアク リルアミ ドボリ メタク リ ルアミ ド等のメカノラジカルを生成しやすい物質とと もに窒素雰囲気下粉砕等の操作を行なうことでメ力ノ ケミ カル重合反応を生起させ得る。 この場合に用いる 容器はガラス製容器またはテフ口ン製容器でもよい。 即ち本法では、 機械的エネルギーによるポリアク リル 酸等の開裂によるメカノラジカル生成が重合反応の開 始段階であり、 その後上記と同じ反応経過をたどって 限界分子量をもつ高分子となり、 平均分子量 30, 000前 後の高分子化医薬を得ることができる。 本法により合 成された高分子化医薬はいわゆるプロッ クコポリマー となる。 本発明による高分子化医薬は一般式 ( I )
[0018]
[0019] (式中 R1 は水素原子またはメチル基を意味する。
[0020] R2 は、 その化学構造式中にカルボキシル基とエステ ル結合またはアミ ド結合可能な官能基を持つ生理活性
[0021] 10 作用を有する化合物において、 エステル結合またはァ ミ ド結合したあとの残基を意味する。 又、 ランダムコ ポリマーのときは R2 は上記の残基あるいはもう一方 のモノマーの残基を意味する。 ) をもつホモポリマー. または一般式 (E)
[0022]
[0023] 20 (式中 R' 及び R2 は、 先に定義したのと同一意味を 有する。 R3 は水酸基, アルコキシル基またはァミ ノ 基を意味する。 aは 20〜1500、 bは 1〜 1 0 0の整数 を表わす。 ) をもつブロッ クコポリマーであり、 数平 均分子量は重合時間, 主鎖に結合する生理活性物質等
[0024] 25 によって異なる力^ 20,ひ 00〜200, 000 である。 一般式 IE中の aはたとえば R 2 の分子量が 1 0 0の 場合約 150〜1500であり、 R 2 の分子量が 1000の場合 約 2 0〜 2 0 0である。 したがって aは約 2 0〜1500 の値をとり得る。
[0025] また、 一般式! [中の bはポリアク リル酸等のラジカ ル開始剤に依存するが、 一般には 1〜 1 0 0の値をと り得る。 高分子重合体の場合、 a及び bの値は正確に 決定するのは難しく、 したがって上記に示した a及び bの値は、 ひとつのめやすである。
[0026] さらに、 前述のようにァク リル酸またはメタク リル 酸と低分子生理活性物質との間にスぺーサーをはさむ ことができる。 この場合の高分子化医薬は、 下記の一 般式 (m ) で表わされる。
[0027]
[0028] (式中 R ' は水素原子またはメチル基を意味する。 R 2 は、 その化学構造式中にカルボキシル基またはァ ミ ノ 基とエステル結合またはアミ ド結合可能な官能基を有 する生理活性作用を有する化合物において、 エステル 結合またはアミ ド結合したあとの残基を意味する。 X はその化学構造式中の両端に水酸基, アミ ノ基または 力ルポキシル基を有する化合物において、 ァク リル酸 またはメ夕クリル酸のカルボキシル基及び R 2 で示さ れる生理活性作用を有する化合物のもつ官能基とエス テル結合またはアミ ド結合したあとの残基を意味する, 数平均分子量は 20,000〜200, 000である。 ) または前 記医薬は一般式 (IV) で表わされる。
[0029]
[0030] (式中 R 1 は水素原子またはメチル基を意味する。 R 2 は、 その化学構造式中にカルボキシル基またはァ ミ ノ基とエステル結合またはア ミ ド結合可能な官能基 を有する生理活性作用を有する化合物において、 エス テル結合またはアミ ド結合したあとの残基を意味する Xはその化学構造式中の両端に水酸基, アミ ノ基また はカルボキシル基を有する化合物において、 アク リル 酸またはメタク リル酸のカルボキシル基及び R 2 で示 される生理活性作用を有する化合物のもつ官能基とェ ステル結合またはアミ ド結合したあとの残基を意味す る。 R 3 は水酸基, メ トキシル基またはアミ ノ基を意 味する。 aは 20〜1500, bは 1〜 1 0 0の整数を表わ す。 ) 本発明による高分子化医薬は多分散性が 1. 1以下で あり、 非常に分子量分布の狭いこ とに大きな利点があ る o
[0031] 高分子の生体内挙動はその分子量に大きく依存するこ とが知られており、 本発明により得られる高分子化医 薬の多分散性が小さ く、 分子量分布が狭いということ は、 生体内における高分子化医薬のより精密な制御が 可能であることを意味する。
[0032] さらに、 本発明によるメカノケミ カル反応によると、 重合反応がほぼ 1 0 0 %進行し、 かつ溶媒を使用しな いので、 精製等の後処理は通常全く必要としないとい う点にも利点を有する。
[0033] 本発明による高分子化医薬を得るには、 まず、 生理 活性作用を有する低分子物質とァク リル酸またはメ夕 ク リル酸を反応させてァク リル酸またはメタク リル酸 誘導体モノマーを得なければならない。 上記モノマー は例えば P —ァセ トァミ ノ フヱノ ンの場合、 下記のよ うにして得ることができる。 即ち、 無水ァセ トニト リ ルに p —ァセ トァミ ノ フエノ ンを溶解し、 メタク リ ロ イルクロリ ドを徐々に滴下する。 反応溶液を室温で 30分間攪拌後反応溶媒を留去し、 残渣をクロ口ホルム で溶かし、 乾燥後ベンゼンより再結晶を行なって P — メタク リロイルォキシァセ トァニリ ドを得ることがで きる。
[0034] 上記のようにして得られたモノマ一をステンレス製 粉砕器中に入れ、 窒素雰囲気下 4 5分間粉砕を行ない、 高分子化医薬を得ることができる。
[0035] 以下に本発明の具体的な実施例を示し、 本発明を更 に詳細に説明するが、 本発明がこれらの例に限定され るものではない。
[0036] 〔実施例〕
[0037] 実施例 1
[0038] 乾燥ァセ トニ ト リ ノレ ( 6 0 m£) に p—ァセ トァ ミ ノ フエノ ン ( 1 g, 6 mmol)を溶かし、 メタクリロイル クロリ ド (0.7 3 g, 7.2ramol) を徐々に滴下する。 反応溶液を室温で 3 0分間攪拌した後、 反応溶媒を留 去し、 残渣をクロ口ホルム ( 3 0 m£) に溶かし、 2回 水洗 ( 1 し乾燥後、 クロ口ホルムを留去した後. ベンゼンより再結晶を行った。
[0039] 得られた P—メタクリ πィルォキシァセ トァニリ ド の収量は 0.8 gであった。
[0040] 下記に結晶形, 融点, 元素分析, I R, Ή-N R, UVスぺク トルのデ一夕を示す。
[0041] 無色針状晶
[0042] 融点 1 2 0〜 1 2 1。C
[0043] 元素分析値 3Ν03(219.24)として 灰素
[0044] 理論値 65.74 5.98 6.39
[0045] 実測値 65.53 5.98 6.14 I CKBr) : 1730, 1660cm-' (> C=0)
[0046] ,H-NMR(270MHz, DMS0-d6) : δ ;2.00(S, 6H, - CH3), 5.8-6.3 (d,2H, 〉C=CH2), 7.0-7.7
[0047] (q, 4H, ベンゼン環) 10.0(S, 1H, >NH )
[0048] UV( エタ ノ ール): A max ; 273nm( ε =8000), MSrm/e 219(M+ )
[0049] 得られた上記モノマ一 1 0 O mgを窒素雰囲気中ステ ンレス製の金属ミ ルを備えた粉砕器を用いて 4 5分間 粉砕し、 重合体を得た。
[0050] 得られた重合物質は1 H- NMRスぺク トルの測定により . モノマーのォレフィ ンプロ トンが完全に消失し、 かつ アルキル部位にそれぞれ対応する強度のピーク (プロ ― ド) が出現したことにより、 1 0 0 %重合が進行し たと考えられる。 得られた有機高分子化合物の数平均 分子量は 29700 であり、 多分散性は 1. 1 0であった。
[0051] IRCKBr) : 1740, 1665cm-' (>C=0)
[0052] 'H-NMR(270MHz, DMS0-d6) : δ ; 1.40(br, 3Η), 2. OKs' 5Η), 7.00(br, 2Η), 7.53(br, 2Η), 9.89 (br, 1H) IR, NMR データはラジカル開始剤を用いた溶液重合で 得られた高分子化合物と一致した。
[0053] 実施例 2
[0054] 乾燥ジメチルホルムァミ ド (DMF) ( 2 0 mS) に酢酸 テオフィ リ ンのカ リ ウム塩 ( 0. 5 8 g , 2. 1 mmol) を 懸濁させ、 1 —クロロー 2 —メタク リ ロイルォキシェ チレン ( 0. 4 g, 2. 7 mmol) を徐々に滴下し、 1 0 0 でで 5時間加熱した。 反応終了後、 溶媒を留去し、 残 渣をクロ口ホルム ( Γ 0 Οτπβ) に溶かし、 水洗 ( 2 0 後、 乾燥し、 溶媒を留去した後、 メタノールより 再結晶を行つた。
[0055] 得られたメタク リロイルォキシェチルテオフィ リ ン アセテー トの収量は 0. 4 8 gであった。
[0056] 下記に、 結晶形, 融点, 元素分析, I R, Ή-NMR,
[0057] UVスぺク トルのデータを示す。
[0058] 無色板状晶
[0059] 融 1 2 5〜 1 2 6 °C
[0060] 元素分析値 C15H18N406(350.33)として
[0061] 炭 ¾_ 水素
[0062] 理論値 51.43 5.18 15.99
[0063] 実測値 51.48 5.24 15.87
[0064] IR(KBr):1745, 1710, 1695, 1660cm— ' ( > C=0)
[0065] 'H-NMR(270MHz, CDC13) : δ ;1.9(S, 3H, CH3 : ビュル基) , 3.3- 3.6(d, 6H, CH3, : テオフィ リ ン) ,
[0066] 4.3-5. Km, 6H, - CH2- ), 5.5-6.0 (d, 2H, > C=CH2),
[0067] 7.5(s, 1H, 8- H :テオフイ リ ン)
[0068] UV (エタノール) : λ„βχ ; 244ηηι(ε =13500) MS: m/e 350(M+ )
[0069] 得られた上記モノマー 1 ひ 0 ni を窒素雰囲気中ステ ンレス製の金属ミルを備えた粉砕器を用いて 4 5分間 粉砕し、 重合体を得た。
[0070] 得られた重合物質は、 'H- NMRスぺク トルの測定によ り、 モノマーのォレフィ ンプロ トンが完全に消失し、 かつアルキル部位にそれぞれ対応する強度のピーク (ブロー ド) が出現したことにより、 1 0 0 %重合が 進行したと考えられる。
[0071] IR(KBr): 1700, 1655 cm-' (>C=0)
[0072] 'H-N R(270MHz, CdCl3) : δ ; 0.86-1.03(br, 3Η), 1.90(br, 2H), 3.30(s, 3H), 4.19(br, 2H), 4.40(br, 2H), 5.17(br,2H),7,70(s,3H),
[0073] IR, 'H- NMRスぺク トルはラジカル開始剤を用いた溶液 重合による高分子化合物と一致した。
[0074] 実施例 3
[0075] 1 一メ夕ク リロイルォキシメチルー 5 —フルォロウ ラシルは文献記載 (尾崎庄一郎他、 特開平 1 一 61467) の方法に準じて合成した。 本モノマー 1 0 O mgを窒素 雰囲気中、 ステンレス製の金属ミルを備えた粉砕器を 用いて 4 5分間粉砕し、 重合体を得た。 得られた重合 体は1 H-NMRスぺク トルの測定により、 モノマーのォレ フィ ンプロ トンが完全に消失し、 かつアルキル部位に それぞれ対応する強度のピーク (ブロー ド) が出現し たことにより、 1 0 0 %重合が進行したと考えられる。
[0076] IR( Br) : 3450, 1700cm―', 'H-N R(DMSO-de) : δ ; 0.80-1.05(br, 3H), 1.90(br, 2H), 5.58(br, 2H), . lKbr, 1H), 12. OOCbr, 1H)
[0077] IR, 'H- NMRはラジカル開始剤を用いた溶液重合によ つて得られた高分子と一致した。 実施例 4
[0078] アク リルアミ ド 2 5 mgと p —メタク リロイ ドォキシ ァセトァニリ ド 7 7 mgを窒素雰囲気中、 ステンレス製 の金属ミルを備えた粉砕器を用いて、 4 5分間粉砕を 行なった。 粉砕した試料に水 2 を加え、 室温に 1 時間放置した後、 3 0 0 O rpin で、 1 5分間遠心分離 を 2回繰り返し、 沈澱物を 6 0 °Cで減圧乾燥した。 次 いで、 水とジメチルホルムアミ ドの 1 : 1混合溶液 20 ? ^を加え、 室温に 1時間放置した後、 3 0 0 O rpm で 1 5分間遠心分離をし、 上澄み液を留去した後、 沈澱 物を 6 0てで減圧乾燥した。 得られた p —メタク リ ロ ィルォキシァセ ト了二リ ドとアク リルア ミ ドとのラン ダムコポリマーの収量は 8 8. 4 m であつた。
[0079] 実施例 5
[0080] ポリアク リルア ミ ド 5 0 mgと 1 —メ タ ク リ ロイルー 5 —フルォロウラシル 5 0 mgを窒素雰囲気中、 ステン レス製の金属ミルを備えた粉砕器を用いて、 4 5分間 粉砕を行なった。 粉砕した試料にァセ トン 2 0 を加 え、 室温に 3 0分間放置した後、 3 0 0 O rpm で、 15 分間遠心分離をし、 上澄み液を除き、 再度アセ トン 20 ; ^を加え同様に処理し、 残渣を減圧乾燥した。 次いで, 水 2 0 を加え、 室温に 1 時間放置後、 3 0 0 O rpm で 1 5分間遠心分離を 2回繰り返し、 上澄み液を留去 した後、 沈澱物を 6 0 °Cで減圧乾燥した。 得られた 1 —メタク リ ロイルー 5 —フルォロウラシルとポリアク リ ルア ミ ドのブロッ クコポリマーの収量は 1 8. 8 mgで めつ 7こ。
[0081] 1 ーメタク リロイル一 5 —フルォロウラシルは文献 記載 (明石満他 J. Bi oac t. Compa t . Po l ym., 1987 2, PP 120 〜130)の方法に準じて合成した。
[0082] 〔発明の効果〕
[0083] 次に本発明による高分子化医薬が、 生理活性物質を 放出するプロ ドラッグであることを確認するために実 験例を示す。
[0084] 実験例 1
[0085] 実験例 1 または 2で得られた高分子の 5 mgを 3 0 ナス型フラスコに入れ、 D M F を加え溶かし、 口 一タリ一エバポレー夕を用い 8 0 °Cの湯浴上で減圧留 去を行ない、 フラスコ内壁に薄膜を形成させた。 下記 組成の加水分解液 2 を上記フラスコ中に加え、 3 7 ± 0. 2 °Cにおいて経時的にサンプリ ングを行ない 遊離薬物量を測定した。
[0086] 加水分解液の組成 : ジォキサン : pH 8 0. 0 5
[0087] Mリ ン酸緩衡液 = 1 : 1 遊離薬物量は、 実施例 1 の場合 2 4 5 nmの U V吸収, 実施例 2の場合 2 7 4 nmの U V吸収強度から求めた。 表 1 に結果を示す。 加水分解率 (%)
[0088]
[0089] 表 1 より本発明による高分子化医薬が溶液中におい て薬物を放出することが明らかである。
[0090] 実験例 2
[0091] また実施例 2で得られた高分子 5 mgを実験例 1 と同 様な方法でフラスコ内に薄膜を形成させ、 下記組成の 加水分解液を用いて実験例 1 と同様に遊離薬物濃度を 測定した。 結果を表 2に示す。
[0092] 加水分解液の組成: エタノール : pH 8 0. 0 5
[0093] Mリ ン酸緩衡液 = 1 : 1 2
[0094] 加水分解率 (%)
[0095]
[0096] 表 2 より本発明による高分子化医薬が、 エタノール 緩衡液混合溶液中においても薬物を放出することが明 らかである。
权利要求:
Claims請求の範囲
1. 下記構造式で示されるァク リル酸またはメ夕ク リル酸誘導体のホモポリマ一
(式中 R 1 は水素原子またはメチル基を意味する。
R 2 は、 その化学構造式中にカルボキシル基とエステ ル結合またはアミ ド結合可能な官能基を有する生理活 性作用を有する化合物において、 エステル結合または アミ ド結合したあとの残基を意味する。 数平均分子量 は 20, 000〜200, 000 である。 ) o
2. 下記構造式で示されるァク リル酸またはメタク リル酸誘導体のホモポリマー
(式中 R 1 は水素原子またはメチル基を意味する。
R 2 は、 その化学構造式中にカルボキシル基またはァ ミ ノ基とエステル結合またはァミ ド結合可能な官能基 を有する生理活性作用を有する化合物において、 エス テル結合またはアミ ド結合したあとの残基を意味する, Xはその化学構造式中の両端に水酸基, アミ ノ基また はカルボキシル基を有する化合物において、 アク リル 酸またはメタク リル酸のカルボキシル基及び R 2 で示 される生理活性作用を有する化合物のもつ官能基とェ ステル結合またはアミ ド結合したあとの残基を意味す る。 数平均分子量は20,000〜200,000でぁる。 ) 。
3. 下記構造式で示されるァク リル酸またはメ夕ク リル酸誘導体のランダムコポリマーまたはブロッ クコ ボリマー
(式中 R ' は水素原子またはメチル基を意味する。
R 2 は、 その化学構造式中にカルボキシル基とエステ ル結合またはアミ ド結合可能な官能基を有する生理活 性作用を有する化合物において、 エステル結合または アミ ド結合したあとの残基を意味する。 R 3 は水酸基- アルコキシル基, アミ ノ基を意味する。 aは 20〜1500, bは 1 〜: 1 0 0の整数を表わす。 ) 。
4. 下記構造式で示されるァク リル酸またはメ夕ク リル酸誘導体のランダムコポリマ一またはブロッ クコ ポリマー
(式中 R 1 は水素原子またはメチル基を意味する。
R2 は、 その化学構造式中にカルボキシル基またはァ ミ ノ基とエステル結合またはアミ ド結合可能な官能基 を有する生理活性作用を有する化合物において、 エス テル結合またはアミ ド結合したあとの残基を意味する c Xはその化学構造式中の両端に水酸基, アミ ノ基また はカルボキシル基を有する化合物において、 アク リル 酸またはメ夕クリル酸のカルボキシル基及び R 2 で示 される生理活性作用を有する化合物のもつ官能基とェ ステル結合またはアミ ド結合したあとの残基を意味す る。 R3 は水酸基, アルコキシル基またはアミ ノ基を
' 味"^ o
aは 20〜1500, bは 1〜: I 0 0の整数を表わす。 ) ,
5. 一般式
R1
CH2 = C-C0R2
(式中 R 1 は水素原子又はメチル基、 R2 はカルボキ シル基とエステル結合またはアミ ド結合可能な生理活 性作用を有する化合物において、 エステル結合または アミ ド結合したあとの残基を意味する。 ) を有する化 合物を重合せしめることを特徴とする一般式
(式中 R 1 及び R 2 は先に定義したのと同一意味を有 する。 数平均分子量は 20, 000〜200, 000 である。 ) を 有するァク リル酸またはメタク リル酸誘導体のホモポ リマーの製造方法。
6. 一般式
• '
CH2 = C-C0-X-R2
(式中 R 1 は水素原子またはメチル基, R 2 は、 カル ボキシル基またはァミ ノ基とエステル結合またはァミ ド結合可能な生理活性作用を有する化合物において、 エステル結合またはアミ ド結合したあとの残基を意味 する。 Xはその化学構造式中の両端に水酸基, ァミ ノ 基または力ルポキシル基を有する化合物において、 ァ ク リル酸またはメタク リル酸のカルボキシル基及び R 2 で示される生理活性作用を有する化合物のもつ官 能基とエステル結合またはアミ ド結合したあとの残基 を意味する。 ) を有する化合物を重合せしめることを 特徵とする一般式
(式中 R 1 、 R 2 及び Xは先に定義したのと同一意味 を有する。 数平均分子量は20, 000〜200, 000でぁる。 ) を有するァク リル酸またはメタク リル酸誘導体のホモ ポリマーの製造方法。
7. 一般式
R1
CH2 = C-C0R2
(式中 R 1 は水素原子又はメチル基, R 2 はカルボキ シル基とエステル結合またはア ミ ド結合可能な生理活 性作用を有する化合物において、 エステル結合または ア ミ ド結合したあとの残基を意味する。 ) を有する化 合物と、 ポリアク リル酸ポリアク リル酸メチル, ポリ メタタ リル酸ポリ メタク リル酸メチルまたはポリアク リルァミ ドボリ メタク リルァミ ドを重合せしめること を特徴とする、 一般式
(式中 R 1 及び R 2 は先に定義したのと同一意味を有 する。 は R 3 は水酸基, メ トキシル基, アミ ノ基を意 味する。 aは 2 0〜1 500, bは 1 〜; 1 0 0の整数を表 わす) を有するアク リル酸またはメタク リル酸誘導体 のランダムコボリマ一またはブロッ クコポリマーの製 造方法。
8. 重合反応がメカノケミ カル重合反応である請求 の範囲 5記載のァク リル酸またはメタク リル酸誘導体 ポリマーの製造方法。
9. 重合反応がメカノケミカル重合反応である請求 の範囲 6記載のァク リル酸またはメタク リル酸誘導体 ポリマーの製造方法。
1 0. 重合反応がメカノケミ カル重合反応である請求 の範囲 7記載のァク リル酸またはメタク リル酸誘導体 ポリマーの製造方法。
1 1. 重合反応が減圧下または窒素雰囲気下、 金属性 容器中で粉砕, 摩擦, 高速振動, または圧縮により機 械的エネルギーを加えることを特徴とするメカノケミ カル重合反応である請求の範囲 5記載のアク リル酸ま たはメタク リル酸誘導体ホモポリマ一の製造方法。
12. 重合反応が減圧下または窒素雰囲気下、 金属性 容器中で粉砕, 摩擦, 高速振動, または圧縮により機 械的エネルギーを加えることを特徴とするメカノケミ 力ル重合反応である請求の範囲 6記載のァク リル酸ま たはメタク リル酸誘導体ホモポリマーの製造方法。
13. 重合反応が減圧下または窒素雰囲気下、 メカノ ラジカルを生成させる高分子とともに粉砕, 摩擦, 高 速振動, または圧縮により機械的エネルギーを加える ことを特徵とするメカノケミカル重合反応である請求 の範囲 7記載のァク リル酸またはメ夕ク リル酸誘導体 ブロッ クボリマーの製造方法。
14. メカノラジカルを生成させる高分子がポリアク リル酸ポリアク リル酸メチル, ポリ メタクリル酸ポリ メタク リル酸メチルまたはポリアクリルアミ ドボリ メ 夕クリルァミ ドである請求の範囲 1 0記載のァク リル 酸またはメタクリル酸誘導体プロッ クポリマーの製造 方法。
15. 請求の範囲 1記載のアクリル酸またはメタク リ ル酸誘導体の重合体からなる高分子化医薬。
16. 請求の範囲 2記載のアク リル酸またはメタク リ ル酸誘導体の重合体からなる高分子化医薬。
17. 請求の範囲 3記載のアク リル酸またはメタク リ ル酸誘導体の重合体からなる高分子化医薬。
18. 請求の範囲 4記載のアクリル酸またはメタク リ ル酸誘導体の重合体からなる高分子化医薬。
19. 請求の範囲 1 記載のアク リル酸またはメタク リ ル酸誘導体の重合体からなるプロ ドラ ッグ。
20. 請求の範囲 2記載のアク リル酸またはメタク リ ル酸誘導体の重合体からなるプロ ドラッグ。
21. 請求の範囲 3記載のアク リル酸またはメタク リ ル酸誘導体の重合体からなるプロ ドラッグ。
22. 請求の範囲 4記載のアク リル酸またはメタク リ ル酸誘導体の重合体からなるプロ ドラッグ。
10
15
20
25
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
Blasco et al.2017|50th anniversary perspective: Polymer functionalization
AU2013314661B2|2017-10-05|Dental composition
Hansell et al.2011|Additive-free clicking for polymer functionalization and coupling by tetrazine–norbornene chemistry
Sumerlin et al.2005|Highly efficient “click” functionalization of poly | prepared by ATRP
De et al.2008|Folate-conjugated thermoresponsive block copolymers: highly efficient conjugation and solution self-assembly
Li et al.2011|Protein conjugation of thermoresponsive amine-reactive polymers prepared by RAFT
Gao et al.2006|Synthesis of star polymers by a combination of ATRP and the “click” coupling method
Bernard et al.2006|Synthesis of various glycopolymer architectures via RAFT polymerization: from block copolymers to stars
Boyer et al.2009|RAFT polymer end-group modification and chain coupling/conjugation via disulfide bonds
He et al.2007|Direct synthesis of controlled-structure primary amine-based methacrylic polymers by living radical polymerization
Pal et al.2014|Synthesis via RAFT polymerization of thermo-and pH-responsive random copolymers containing cholic acid moieties and their self-assembly in water
Park et al.1999|Novel pH‐sensitive polymers containing sulfonamide groups
Chong et al.2007|Thiocarbonylthio end group removal from RAFT-synthesized polymers by radical-induced reduction
Narain et al.2003|Direct synthesis and aqueous solution properties of well-defined cyclic sugar methacrylate polymers
TW546281B|2003-08-11|Method of dithio-compound synthesis
Perrier et al.2004|Versatile chain transfer agents for reversible addition fragmentation chain transfer | polymerization to synthesize functional polymeric architectures
EP1646661B1|2009-04-01|Living radical polymerization initiator comprising a functional group capable of reacting with polypeptides or the like, comb polymer obtained therewith, polypeptide conjugates and drung obtained therefrom
Bathfield et al.2006|Versatile precursors of functional RAFT agents. Application to the synthesis of bio-related end-functionalized polymers
Zhang et al.2008|Synthesis of comb copolymers with pendant chromophore groups based on RAFT polymerization and click chemistry and formation of electron donor− acceptor supramolecules
Kali et al.2009|Anionic amphiphilic end‐linked conetworks by the combination of quasiliving carbocationic and group transfer polymerizations
Kobayashi et al.1989|Synthesis of acryl-and methacryl-type macromonomers and telechelics by utilizing living polymerization of 2-oxazolines
US6844407B2|2005-01-18|Control agents for living-type free radical polymerization, methods of polymerizing and polymers with same
Chenal et al.2011|First peptide/protein PEGylation with functional polymers designed by nitroxide-mediated polymerization
US7732550B2|2010-06-08|Stimuli-responsive polymer utilizing keto-enol tautomerization and stimuli-responsive separating material and chemical-releasing capsule comprising the same
US6855840B2|2005-02-15|Chain transfer agents for raft polymerization in aqueous media
同族专利:
公开号 | 公开日
US5821281A|1998-10-13|
EP0506979A1|1992-10-07|
EP0506979A4|1993-04-14|
DE69132656T2|2002-05-08|
CA2072072A1|1992-04-25|
US5889078A|1999-03-30|
EP0506979B1|2001-07-11|
AT203029T|2001-07-15|
JP3180106B2|2001-06-25|
DE69132656D1|2001-08-16|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
JPS543389A|1977-06-10|1979-01-11|Terumo Corp|Medical anticoagulant material|
JPS54120696A|1978-03-10|1979-09-19|Takeda Chem Ind Ltd|Glucosamine derivative and its preparation|
JPS59161414A|1983-03-04|1984-09-12|Teikoku Chem Ind Corp Ltd|Preparation of antibacterial resin|
JPS62129296A|1985-10-01|1987-06-11|Zatsupia Binsenzo|Macromolecular cdp choline derivative, manufacture and drug composition|
JPS6460615A|1987-08-31|1989-03-07|Nippon Zeon Co|Manufacture of 5-fluorouracil polymer|
JPH0383914A|1989-08-18|1991-04-09|W R Grace & Co|Drug carrier|JP2007518732A|2004-01-07|2007-07-12|ポリセリックスリミテッド|アジュバント活性を有する複合体|
JP2011213984A|2010-03-17|2011-10-27|Shizuokaken Koritsu Daigaku Hojin|セルロースブロック共重合体、その中間体、および、充填剤|
WO2020009016A1|2018-07-05|2020-01-09|ユニチカ株式会社|有機化合物の製造方法|US4001172A|1972-04-03|1977-01-04|Exxon Research And Engineering Company|Polymers with improved properties and process therefor|
US4003990A|1972-06-29|1977-01-18|Societe Anonyme Dite: L'oreal|Anti-inflammatory polymers, pharmaceutical compositions containing the same and process for producing said polymers|
DE2862107D1|1977-12-02|1982-11-18|Takeda Chemical Industries Ltd|Glucosamine-peptide derivatives and their pharmaceutical compositions|
US4225693A|1978-08-10|1980-09-30|Mccormick Charles L|Pesticide-polymer systems prepared from vinyl monomers|
US5108740A|1988-12-05|1992-04-28|Ecolab Inc.|Antimicrobial film-forming compositions containing polymers having pendant pyran groups|
US5108710A|1990-11-26|1992-04-28|Little Amy C|Transdermal patch holder|BR9903382A|1999-08-04|2001-03-20|Fundacao Oswaldo Cruz|Copolìmeros de ácido acrìlico ou metacrìlico/l-dopa, de ácido acrìlico ou metacrìlico/l-<244> metildopa ou de ácido acrìlico ou metacrìlico/l-carbidopa, processo de sua obtenção e composições medicamentosas contendo os mesmos|
CA2400953A1|2000-02-24|2001-08-30|Kopran Research Laboratories Limited|Orally administrable acid stable anti-ulcer benzimidazole derivatives|
JP2007517776A|2003-12-09|2007-07-05|スフェリックス,インコーポレイテッド|カテコール官能基を有する生体接着性ポリマー|
US20050287212A1|2004-06-28|2005-12-29|Liang-Chang Dong|Oral delivery system comprising a drug/polymer complex|
US20100198338A1|2009-01-30|2010-08-05|Medtronic Vascular, Inc., A Delaware Corporation|Hydrogen Sulfide Donating Polymers|
法律状态:
1992-05-14| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB GR IT LU NL SE |
1992-05-14| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): CA JP US |
1992-06-23| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 2072072 Country of ref document: CA Ref document number: 1991918909 Country of ref document: EP |
1992-10-07| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1991918909 Country of ref document: EP |
1993-09-09| REG| Reference to national code|Ref country code: DE Ref legal event code: 8642 |
1997-11-13| ENP| Entry into the national phase|Ref document number: 1997969748 Country of ref document: US Date of ref document: 19971113 Kind code of ref document: A |
2001-07-11| WWG| Wipo information: grant in national office|Ref document number: 1991918909 Country of ref document: EP |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP2/284127||1990-10-24||
JP28412790||1990-10-24||EP91918909A| EP0506979B1|1990-10-24|1991-10-23|Organic polymer compound and production thereof|
AT91918909T| AT203029T|1990-10-24|1991-10-23|Organische polymerverbindung und ihre herstellung|
JP51715191A| JP3180106B2|1990-10-24|1991-10-23|有機高分子化合物の製造方法|
DE69132656T| DE69132656T2|1990-10-24|1991-10-23|Organische polymerverbindung und ihre herstellung|
US08/735,210| US5821281A|1990-10-24|1996-10-22|Organic polymer compound and production thereof|
[返回顶部]